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DJI FLIP: 革新的な折りたたみドローンの登場

DJI FLIP: 革新的な折りたたみドローンはMiniシリーズの後継機!?

ドローン愛好家の皆さん!
今日は、DJIの最新作として注目を集めている「DJI FLIP」についてご紹介します。
2025年1月14日に正式発表されたこの革新的なドローンは、コンパクト性と安全性を両立させた画期的なデザインで、ドローン市場に新たな風を吹きこむと予想されます!

今日はT25の散布実演をして来ました!

さて、ついにFlipの完全なリークがJasper氏より出ましたね!

飛行性能は文句なさそうです!
バッテリーや機体の特徴を確認していきましょう!

DJI FLIPの特徴

1. 革新的な折りたたみ機構

DJI FLIPの最大の特徴は、その名前の通り、独自の折りたたみ機構にあります。従来のDJI Miniシリーズとは異なり、FLIPはプロペラガードを備えたプロペラ全体を下向きに折りたたむことができます。これにより、非常にコンパクトな収納が可能となり、持ち運びの利便性が大幅に向上しました。
ただし、機体重量は100gは軽々超えていますね。
100g以下のドローンキットの発売も決まっているようなので、そちらの詳細が分かり次第お伝えしますね。

※ただし!このデザインは賛否あると思います!
 私は正直「ダサい!!」と思いました。ただ、展開時のプロペラへの負担がかからないという点はやはりメリットでしょうね。

2. 安全性の向上

プロペラガードの採用により、初心者でも安心して操縦できるようになりました。これは、人の近くでの飛行時の安全性を高め、怪我のリスクを大幅に軽減します。
実際に、障害物に接触した際はプロペラガードの有無で100%墜落するか、60%墜落するか、くらいの差があります。
プロペラガードはどの機体もオプションがありますが、固定装備なのは安全面では優位性があると言えますね!
また、ダクト設計により、プロペラの音も従来モデルより静かになっているとの報告もあります。

3. 高性能カメラ

DJI FLIPは、1/1.3インチセンサーを搭載した48MPカメラを備えています。4K 100fpsの動画撮影が可能で、DNG、JPEG、RAW形式での静止画撮影にも対応しています。さらに、4倍のデジタルズーム機能も搭載されており、多彩な撮影シーンに対応できます。
まさに、Miniシリーズの後継機と呼ぶに相応しい性能ですね。

4. 長時間飛行と広範囲通信

3,110mAhのバッテリーを搭載し、最大31分の飛行時間を実現しています。これは、DJI Neoの18分や、DJI Mini 4 Proの34〜38分と比較しても、実働25分程度と考えれば十分な飛行時間と言えるでしょう。


ただし、バッテリーに関しては「一度の航続距離」という側面よりも「一日に飛ばせる総量」としての側面もあります。
出先、屋外での充電設備などの装備がない場合はこの点は十分かと言うと疑問が残る稼働時間ではあります。


送信機は安心と信頼の「RC2」なので、最大14kmの通信範囲を持ち、広いエリアでの撮影が可能と予想されます。

5. 高度な障害物回避機能

LiDARセンサーを搭載し、高度な障害物回避機能を実現しています。これにより、複雑な環境下でも安全な飛行が可能となり、初心者でも安心して操縦できます。
LiDERセンサーは最近のDJI機では標準装備になってきていますが、暗所、屋内での機能性は大したものです。
屋外飛行のみの場合、ビジョンセンサーでも十分ですが、あるに越した事はないですね!

6. AIトラッキング機能

最新のAIアルゴリズムを採用し、被写体の自動追跡機能を搭載しています。サイクリングやスケートボードなど、動きの激しいシーンでも安定した撮影が可能です。

DJI FLIPの位置づけ

DJI FLIPは、DJI Miniシリーズの後継機として位置付けられる可能性が高いようです。その革新的な設計と機能は、DJI Neo以上の性能を持ちながら、Mini 4 Proとは異なるアプローチを取っています。価格は本体のみで約7万円と予想されており、NEOよりも上位に位置する製品となりそうです。

期待される用途

DJI FLIPは、その携帯性と安全性から、以下のような用途での活躍が期待されます:

  1. 旅行時の空撮
  2. Vloggerによる動画制作
  3. アウトドアアクティビティの記録
  4. 不動産や建築現場の撮影
  5. イベントや結婚式の空撮

持ち運び、プロペラガードの安全性、優れた伝送性能などを考えると、
初心者のドローン操縦者にとって、FLIPは理想的な選択肢となるでしょう。

操作性と互換性

DJI FLIPは、様々な操作方法に対応しています。DJI Flyアプリを使用したスマートフォンでの操作はもちろん、専用の送信機、RC Motion、DJI Goggles3とのペアリングも可能との事です。
さらに、音声による操作にも対応しているとのことで、ユーザーの好みや状況に応じて最適な操作方法を選択できます。
Wi-Fi経由でスマートフォンと接続し、DJI Flyアプリの仮想ジョイスティックを使用して最大50mの範囲で操作できるという点も、初心者にとっては魅力的な機能かも知れませんね。
ただ、個人的には安全性に難があると考えますのでRC2を強く推奨しますが。

競合製品との比較

DJI FLIPは、その独自の設計と機能により、既存のドローン市場に新たな選択肢を提供します。例えば:

  • DJI Mini 4 Proと比較して、より安全性が高く、初心者向けの設計となっています。
  • DJI Neoと比較して、より長い飛行時間と高性能なカメラを備えています。
  • DJI Avata 2のようなFPVドローンと比較して、より汎用性が高く、日常的な使用に適しています。

注目すべきポイント

  1. コンパクト性: 折りたたみ機構により、従来のMiniシリーズよりもさらにコンパクトになりました。
  2. 安全性: プロペラガードの採用により、初心者でも安心して使用できます。
  3. カメラ性能: 48MPカメラと4K 100fps撮影能力は、この価格帯のドローンとしては非常に高性能です。
  4. 飛行時間: 31分の飛行時間は、同クラスのドローンとしては十分な性能です。
  5. AIトラッキング: 最新のAIアルゴリズムによる被写体追跡機能は、動画撮影の幅を大きく広げます。

課題と懸念点

新製品であるがゆえに、いくつかの懸念点も存在します:

  1. 耐久性: 新しい折りたたみ機構の長期的な耐久性はまだ未知数です。
  2. 風への耐性: コンパクトな設計が風への耐性にどう影響するか。耐風性能は16mとありますが、「ホントに~?」と思っています。
  3. 価格: 約7万円という価格設定が、ターゲット層にとって適切かどうか。特に必要な装備のセットを考えると10万は超えると思う為、安易なスマホ連携での飛行は危険かも知れません。

まとめ

DJI FLIPは、ドローン技術の新たな一歩を示す革新的な製品です。その独自の折りたたみ機構、高い安全性、優れたカメラ性能は、初心者からプロまで幅広いユーザーの注目を集めることでしょう。
特に、日常的な使用やトラベル撮影を考えている方にとっては、理想的な選択肢となりそうです。
ただし、新製品であるため、実際の使用感や長期的な信頼性については、今後のユーザーレビューや専門家の評価を待つ必要があります。
DJI FLIPの登場により、小型軽量+高性能カメラのハードルはさらに上がりました。
しかし、実は「DJI Mini5」の情報も出てきているのが事実です。
コンパクト性、安全性、高性能を兼ね備えたこの新製品ですが、すみわけや競合機との差別化などが絶対的に出来ているのか、と言われると疑問が残りますね。

100g以下のドローンキット、AVATA2やNEOのようなFPV性能、Air3の絶対的な安心感、マトリスの屈強さ。
FLIPにはこう言った明確な強味がない、というイメージも正直に言うとあります。
実際の飛行感などの情報を確認しながら、検討の必要がある機体だと思います。

続報を待ちましょう!

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