本日はお世話になっている賃貸不動産会社のお仕事でマンションの屋上点検をして来ました(∩´∀`)∩
可視光点検ですので機体はAir3、カテゴリⅡA飛行で、安全重視でGooggles3経由ではなく、RC2との直結で飛行しました。
Air3はコチラ
実際の点検と画像
まず1件目のマンションの屋上です。
低層マンションは屋上に上がれない構造が多く、このマンションも足場を組まないと上がることは出来ません。
さて、画像を見ると、ストレーナーキャップが外れている事が分かります。
これは即座に物件に影響があるものではありませんが、放置する事で配管に異物が侵入し、排水不良を起こすリスクがあります。
結果的にですが、早期にケアをする場合と比較すると、実際に漏水が発生したり、躯体そのもの損傷が出た場合は非常に高額な修理費用が必要となります。
特に水というやつは非常にやっかいな物で木材から鉄骨まで腐食させ、カビが発生して浮き上がったりと放置すると被害が拡大します。
その意味では、低予算でこういった細かい故障も早期発見出来る事が、ドローン点検の大きなメリットですね。
続いて2件目
1枚目の写真から防水シートが浮いている事が確認出来ます。
原因を探すと、2枚目の画像からストレーナーキャップが外れ、排水不良を起こしている恐れのある箇所が確認出来ます。
このマンションは排水の確認と、確保を早急に行う必要がある他、防水シートが浮き上がっている事からシートの下部に水が浸入している恐れや、漏水の可能性がある事が分かります。
早急に点検と修繕をおこなわないと、漏水から躯体そのものへの影響が発生したり、居住者の部屋において漏水や天井のシミが出来るリスクがあります。
このように、ドローンを点検分野で活用するメリットは大きく、クライアント様からも喜んで頂けました。
物件オーナー様も早期の発見が出来る事で修繕費用が安く済むほか、無事を確認する意味での安心感にもつながります。
ただし、マンション屋上の飛行は大抵がDID地区になる他、目視外飛行になりますので包括申請、飛行計画の通報、補助者の配置など、厳しい法律をしっかりと守る必要があります。
その上で周辺の確認、特に電線やパラボラアンテナの有無などを飛行前に確認しましょう。
機体性能も耐風性の他、望遠のついた機体を使うことが望ましい他、サービスを高めるなら外部出力なども検討しましょう。
以上です。
ドローンに関して色々な仕事をしていますが、点検は分かりやすく効率化に繋がりますね。