DJIドローンのリーカーJasper Ellens氏からまた新たなリーク情報が出ましたね。
DJI Mini5が発売される(かもしれない)との事で、おお、マジか…となっています。
先にこれまでとの変更点について説明し、その後現行機の「Mini4 PRO」について解説しますね。
リークによるMini5の機能
まず、最大の大きな変更点としてLiDAR(レーザーによる距離即位)を搭載するようです。
機体画像を正面から見ると、LiDARっぽいセンサーが見えます。
この機体がLiDARを搭載する事で屋内での運用もしやすくなる他、恐らくですが夜間にも強くなるかと思います。
これにより、AIR3を買うくらいならMini5を買うのがトレンドになるかも知れませんね。
その他には、モーター出力が大きく向上したようです。
モーター出力が上がる事でMiniの課題の一つである耐風性に強くなりますね。
では現行機Mini4の解説
DJI Mini 4 Pro
DJI Mini 4 Pro は、軽量かつ高性能なドローンです。
以下に主な性能は以下の通り
1.軽量デザインと携帯性
- 重量:249g未満
- サイズ:折りたたみ式の設計で、持ち運びやすい収納が簡単です。
- 適用範囲:傾向性が高く、耐風性能も備えている。安定性はAIRシリーズ>Mini4だが、決して運用出来ないレベルではない
2.カメラ性能
- センサー:1/1.3インチCMOSセンサーを搭載。
- 解像度撮影:最大4K HDR動画の撮影に対応。
- 写真機能: 4800万勝負の高解像度写真が撮影可能。
- 縦向き撮影:SNS向けに特化した縦向き撮影モードをサポート。
3.飛行性能
- 飛行時間:最大34分の飛行が可能(オプションの大容量バッテリーで追加延長可能)。
- 飛行距離:最大18kmの中継距離を実現するO4中継システムを搭載。
- 風への耐久性:最大風速10.7m/s(5級風)に耐える。
4.障害物検知と安全性
- 全方向障害物検知: 上下すべての方向をカバーする障害物検知システム。
- 高な帰還機能: 自動帰還機能が高精度設定地点に戻ります。
5.撮影モード
- インテリジェントモード:MasterShotsやFocusTrackを活用した自動撮影。
- スローモーション:高フレームレートでスローモーション撮影が可能。
- タイムラプス: 風景や都市の流れを美しく記録。
6.操作性
- リモートコントローラー:高性能コントローラーで当面の映像を確認しながら操作可能。
- 専用アプリ:DJI Flyアプリで簡単に操作・編集が可能です。
7.拡張性
- 付属品:NDフィルターやプロペラガードなどのオプション品をご用意しております。
- カスタマイズ性: 多彩な設定やアクセサリーで、プロフェッショナルな用途にも対応。
8.価格帯
- お手頃な価格:高性能ながら10万円前後で購入可能(オプションを除く)。
総論と課題点
SNSなど気軽な撮影、つまり趣味やブログでのツールとしては非常に優れた性能を発揮します。
伝送はRC2コントローラー装備で非常に安定しており、障害物検知センサーも全方位に対応する事でMini3と大きく差別化しました。
飛行性能やカメラ性能もAIRシリーズ、MAVICシリーズには劣るものの全く運用想定の異なるAVATAやNEOより確実性が高く、価格も10万円台と良心的です。
ただし、業務目的などがある場合中途半端感は否めません。
まずバッテリーが34分は、実働25分程度という事です。距離のある撮影はリスクが高くなります。
また、サイズは小型であるものの、屋内で飛ばせるレベルではなく屋外フライトが中心になりますが、屋外では耐風性能や航続時間でMini4のメリットが薄れます。
しかも、AIR3sが22万程度でフルセットが買える事を考えると、数万円の価格差でライダー搭載機があるというのもあり、あまりお勧めできない機体でした。
Mini5についての感想
やはりLiDAR搭載はかなり魅力的です。
特に屋内はビジョンセンサーが機能しずらく、安定した飛行が難しいのですが、これなら安定して工場内など飛ばせそうです。
3パーティーなどでプロペラガードが上下につけられるならなお良しです。
また、屋外でも出力が上がっているなら十分運用出来るかもしれません。
さらに言うと発売時期を考えると、MAVIC4と同様のプロポに対応してくる可能性も…!
個人的な結論としては「欲しいけどMAVIC4優先か」といった感じです。
評価の難しい機体になりそうですね。
性能は申し分ないですが、差別化が難しい…と言った印象です。